2006-12-27

人類滅亡戦争

世界の9割の国が核兵器を持っていない、って現実のことなんですけどね

これが、つまり、「経済と文化の相互依存を深め、人的交流を緊密にし、地球規模の共同体意識を作る」ってことの必然性につながるんじゃないかって話です


ドンパチやって、文句あるなら核兵器でこい、って世界秩序の決着方法はですね、世界の9割の国にとっては、望まざる方法ではあるわけです
核兵器のない国は、どんなに策略をめぐらしたところで、最後は負けるのが決まっています

それを、軍事的パワーバランス理論で、とりあえずの平和を保とうとしてるのが今の世界の現実です
東西冷戦とか、原理主義とか、国連主導とか、アメリカ一人勝ちとか、色分けして核の傘の勢力地図を作り、危ういながらもバランスを保とうとしています

しかしながら、流れは、誰の目にも多極化世界に向かっているのは明らかです

核拡散をいかに止めるか、ハイテク軍事技術をいかに独占するか、最大限の努力をしないと、軍事バランスが一気に崩れ、大量殺戮戦争が多発する世界になるってことです

それで、どうがんばっても、ハイテク軍事技術は各国で進歩しつづけ、不安にかられている国が核武装を進めますから、理論的には軍事的多極化は時間の問題で、いずれきます
軍事バランスは、必ず崩壊します


最後の有人戦闘機だろうと言われている、F-35 2008年配備予定
ステルス性を備え、垂直離着陸ができる機体もある


イラクをアメリカが一方的に攻撃したのなんかは序の口で、軍事的優位性があれば、なんでも出来ると考えている人が大多数であるのが、世界の現実なんです

それが、まあ、核とハイテク兵器が拡散すれば、危険は、減りますか?増えますか?

その、巨大な危険がもう目前に迫っているのではないですか
だから、あと、30年くらいでしょうかね、根拠はありませんが

アメリカが怖くてなにも出来ない、って世の中が終わる時の世界は、ハイテク兵器のゲリラ戦、核テロが多発する可能性が極めて高いと言わざるを得ません

ハイテク兵器は味方が損傷せず、発見されることなく、敵を必ず殺します
だから、先制攻撃した方が必ず勝ちます

核兵器は、使えば必ず報復されますが、非対称戦(つまりテロ)で攻撃側が姿を現さなければ、報復できません
今は核兵器を持っている国が少ないですから、とぼけることはしにくいですけど、だれでも核兵器をもっていれば、とぼけられる確立は高くなります

ぞっとする話ですが、ハイテク先制攻撃と核テロ、局地的なゲリラ戦が蔓延する世界が、きそうな雰囲気ではありませんか?


それでですね、
「地球規模の共同体意識」は、人類滅亡戦争と天秤にかけられて釣り合う必要があるってことになるんです

でもって、今の9割ある非核国は、まだ、「地球規模の共同体意識」に賭けてみる価値はあります

非核国は、国数は多いんですけど、中国とインドが核武装国ですから、これだけで、24億人位、プラス、アメリカ3億人などで、地球の過半数は核武装国の住人ですから、うまくいかない可能性は、非常に高いです


あと、そうですね、100年後、ロボット兵器の核戦争が多発する世界があるか、「地球規模の共同体意識」が戦争を抑えこんでいるか、どちらでしょうね

流行中のスピリチュアルも、小市民的な願望実現だけをマーケットにするような、幼稚なお考えだけじゃなくて、せめて、「地域社会の共同体意識」、あるいは、「国家の共同体意識」、できれば、「地球規模の共同体意識」にも責任をもっていただきたいところなんですけど


僕は冗談じゃなく
100年後に平和な世界があるとすれば、Quantum Senseって言葉が最も価値ある言葉になってると思ってますよ



それで、今後の日本の戦略は

先ず、アメリカにくっついていく
アメリカが怖くて、なにもできない世の中が、なるべく長く続くよう努力する
軍事バランスが存在する間に、「地球規模の共同体意識」を構築する

こんなところかな

これ以外の方法があれば、教えてね

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