2007-01-10

あちら側

去年よく売れた本だということなので読んでみました
面白いですね

Google誉めすぎだけど、実はこのブログもGoogleで作ってます
設定で、自分のプロバイダーの中に、ブログのファイルを置くことができます
ですから、書いたことが全部自分のサイトに保存できます
日本語がちょっとうまくいかないところがありますが、他にない機能ですね

GoogleとWikipedia、ほんとによくお世話になってます
インターネットを自分でやってて、なんだかよくわからなかったけど、この本読んでやっと意味が見えてきました

ハードウェアに依存するのが「こちら側」、ネットワークの世界に構築されるのが「あちら側」

僕は、ビルゲイツの世代です
パソコンが出始めて、劇的に進化して、ウィンドウズが出て、インターネットが過激に進化してきたのを、全く驚きと感動で見守ってきました
手元にあるパソコンが、どえらい事をするのを、目を見張って驚いてきた世代でしょうね

パソコンとインターネットが当たり前の世代が、GoogleとWikipediaになるらしい
もう機械には関心がなくて、いかに使うかに関心が移ってしまっている
Yahooや楽天ですら旧世代らしい
物流とか、広告とか、今あるビジネスに依存してる


GoogleとWikipediaを越える、次の世代の仕掛は1991年生まれの人が発明するって、この本には書いてあるんですが、これには、ある感慨がありますね

実は、僕は地元の中学校でPTAと先生方を対象にインターネットの講習会を2年間やったことがあります
2時間を2回くらいの講義だったけど
これは、義務教育でインターネットを教えるようになったんだけど、やってる人がいないんで、僕に声がかかったんです

で、当時僕の長男が中学生でした
それが1989年生まれです
この世代が、義務教育でインターネットを初めてさわった世代です
この世代が、今年から大学を卒業して社会人になります

パソコンもネット代も、親のスネかじりでやっていたのが、自分の稼ぎでするようになります
ネットを通じた売買も、自分の稼ぎで、なんの抵抗もなくするようになります

インターネットの本当のブレイクは、まさにこれからですよ

古い話になりますが、60年安保とか、東大安田講堂の攻防とか、あれは、学校で社会科を教えるようになって、社会とか政治が共通の関心になって、学生運動が盛り上がったのが理由の一つだ、という考え方があります
教育に敏感に反応する優秀な国民だということにもなるんですが、これですね、学校の義務教育でインターネットをさわるってことが、これは、大変なことになるって感じですよ

その大変化は「あちら側」で起こります

十八羅漢図(左幅)絹本著色   室町前期(15世紀) 長保寺蔵 


この先の30年後

ハイテク兵器を使ったゲリラ戦、テロ活動が蔓延し、核テロさえ起こりかねない時代になります

30年もすれば、ヨーロッパ各国始め、ロシア、中国も無人・ステルス・精度100%のハイテク兵器を自前で造るようになります
アメリカの軍事的優位は崩壊して、ゲリラ、テロに自国で対応するしかありません
核拡散も静かに進行して、どこかの国が核テロを起こしても追跡できなくなっている可能性が高いです

愛・平和・慈悲・連帯感などどいった人道的な概念は、地球規模の破滅的な戦闘や謀略と対峙することになります

あなたに「大事なもの」を守るため、危険を顧みない覚悟はありますか

おそらく、地球規模の共同体意識をささえる一つの道具が、インターネットなのでしょう

情報革命が
妄想と執着から人々を解放するか、さらなるエゴイズムに陥るのか
他者を理解し心の繋がりを生むのか、自我を越えられない絶望を味わうのか

自分と、大事な人のいる場所を守ることが
地球環境を守り、平和を維持することになるのか
弱き者達から奪い、自分達だけの城を築くことになるのか

地球規模の共同体意識を実現するために、暖かい微笑みがどうしても必要な時代がきているんじゃないですかね

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