2007-02-09

{なにか}

光センサー、音センサー、匂いセンサー、味センサー、温度センサー、プラス、6センスセンサーをつけたPCが無数にあるとします

それぞれのPCは、自分のセンサーの届く範囲のことしか感知できません
狭い世界で生きているんです

それでも、自分のセンサーで感じたことをもとにして、いろんな事を考えたりします


早いCPUのPCもいれば、レトロなCPUのPCもいます
センサーの感度も、鈍いものから、ありえない高性能のものまでいろいろです

となりにいるPCとおしゃべりしたりします
仲良くなったり、喧嘩したりもします


自分のハードディスクに膨大な情報を溜め込んだ、神様のような長老PCもいます

ですけれど
最近の流行は
ネットワークを通じて、ほかのPCとおしゃべりすることです

情報革命が起こったんです
もう、みんな、夢中で、ピコピコパチパチ、ネットワークで、おしゃべりします

ネットワークの中には、時差もなければ、距離もありません
すべて、同時に起こっているんです



でも
不思議なことがあります

なぜか、自分のセンサーで感じたことしか信じないんです
自分が一番エライと思っています

長い間、ネットワークを知らなかった時代の名残なのでしょうか

PCの光センサーでは、自分につながった、蜘蛛の糸のように細い一本のネットワークケーブルしか見えません
だから、そのケーブルの先のことなど信じられないのかもしれませんね

センサーで感じる、昔ながらのリアルな情報と、ネットワークケーブルから入ってくる、夢のように実感のわかない情報は、全然違うのでしょうね



あれ?

なんか、みんな、上を見てますよ

上から、自分達を見つめてる{なにか}に気が付いたみたいですね

さっそく、各自、自分のセンサーで分析して、自分のハードディスクに保存したみたいです

「神様を見た」
「アッラーを初めて感じた」
「仏の心にふれた」
「気持ちよかった」
「なんか、泣いたちゃった」
「不思議なパワーに包まれた」
「あれこそがAdministratorだ」




あらら

「怖い目でにらまれた」

なんてPCもいますね
どれがホントなんでしょうね



「唯一の神のことは私しか知らない」

おやまあ



「{なにか}は、PCの数だけ存在し、PCのCPUにあわせて様々な姿となる」

なるほどね





天台大師 総礼伽陀

我是道場如帝珠
わがこの道場は、帝珠のごとし

十方三宝影現中
十方の仏・法・僧がその中に影のごとく現れる

我身影現三宝前
わが身も仏・法・僧の前に、影のごとくに現れ

頭面接足帰命礼
頭面を仏・法・僧の御足に接して身命を捧げて礼をなす

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