2006-01-27

瞑想のコツ

瞑想をしてると、自分の心の奥深さに気づかされますが、ちょっとしたコツ、と言うか、作法というか、あると思います


いろんな宗教があるなかで、キリスト教とかイスラムなどは啓示宗教です
神があらかじめいらっしゃって、それを特別な誰かが、人の世にもたらします

トップダウンとでも言えます

これは、日本の神道など、民族の伝承神話、アニミズム系の自然崇拝、でも同じで、つまり、神は人間以上の存在で、人間は神にはなりません


それを、仏教では、瞑想という、いわば技術で、自分の心の本質に気づけば、悟り、つまり、神仏と等しくなると考えてます

目が覚める、と伝統的には表現します

仏教的には、この世界を創造神が作ったかどうか、宇宙の摂理を司る存在がいるのかいないのか、などには、興味がありません

知らなくても成り立ちますから、どのような神話とでも共存可能です

だから、仏教は宗教ではない、と主張する宗教学者が沢山いますが、長い歴史のなかで、仏教にもいろんな神話が作られて、宗教らしくなってきました

ということで、仏教から、歴史的産物の神話を取り除き、瞑想の技術と基本的ロジックを取り出せば、世界のどこにもっていっても通用する「生き方の作法」になるのではないかと考えています


で、その、瞑想のコツです

僕が思いついことを書きますが、ここに書いたことを否定されて正反対のことをなさる方は、瞑想に限らず、なにをしてもうまくいかなくなると思いますよ
たったこれだけのことですが、非常に大切なことです

精神世界の知識がどんなに沢山あっても、社会的地位があっても、金持ちでも、学校の先生でも、坊さんでも、神主さんでも、これが出来ていなければなりません


  • 挨拶はちゃんと
  • 履物を揃える
  • 食事をする前に、感謝する
  • 掃除をきちんとする
  • 嘘をつかない
  • 笑顔


挨拶がちゃんとできていれば、これは、世界で通用します
マナーの基本です

履物を揃えるのは、便所のスリッパとか、玄関先とかですね
だれも見ていなくても、ちゃんと揃えます
これが出来てくると、所作全てがエレガントに、品位のあるものになってきます

食事の前に感謝するのは、合掌するのもいいです、カッコからはいります
軽く黙礼でも、ちょっと座り直して心の中で思う、でも、感謝の気持ちが大事です
生かされている、ということがわかってきます

掃除は、家の中、身だしなみ、髪型、ヒゲ、でも、清潔にすることです
妄想から解放される、執着を棄てる、といった深い意味があります
いやいややってるようじゃいけません、自分の心を掃除してると思ってください
心の奥深さに気がついてきます

嘘をつくと、また、それをかばって嘘をつかなければならなくなります
全ての悪いことには嘘が含まれています
悪事は嘘がなければ成り立ちません
ホントのことであっても人のいやがることであれば、言わなければいいだけのことです
知らないのに知っているようなふりをする「知ったかぶり」、言っていることがころころかわる「二枚舌」、でたらめの作り話をする「妄言」、もいけません
嘘つきはドロボーの始まりです


笑顔

さっき、昼飯を食べているとき、みのもんたの思いっきりテレビでやってましたが、作り笑いでも、脳の血流は20%位アップするそうです
それで「P」を発音するといいそうです

大きな声で、ピー、って言ってみてください

そう、それ

脳の血流がアップしました

まあ、そういつも笑っているばかりにもいきませんが
心がけですね

笑うかどには福きたる、とも言いますし



瞑想は、仏教の基本ですが、そのまた基本ですから、大事です

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