2010/03/11

ブッダエアー

ネパールのカトマンズから、お釈迦様生誕の地ルンビニーの最寄り空港のバイラワまで、ブッダエアーの18人乗りの飛行機で飛びます



茨城空港が、開港して、国内98番目の飛行場だそうで、採算がどうなるか心配する報道が続いていますが、ネパールのように、小型機を飛ばせば、全然問題無いんですよ
人口3000万人の国で、問題無くローカル空港があるんですから、やりかた次第で十分やっていけるはずなんです


これはトイレのマークではなくて、搭乗口のマークです
男女別々に通って、身体検査を受けます
まあ、この程度の設備で、飛行場はやっていけるのです


フライトはヒマラヤを遠くに眺めて快適です


操縦してるのを後ろから見ることができます
副操縦士が新聞を読みながら飛行してます
平和ですな


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2010/03/04

インドの道

クシナガラからサールナートへの道を車の中から撮影したものです
どこもけっこう混んでいます
対向車とのすれ違いも、こんなもんです
追い越す時は、バックミラーのない車も多いのでクラクションを鳴らす決まりです
非常に危険です
日本人には運転できませんね

道は、ほぼどこも綺麗に舗装されて、かなり飛ばせます
いままでの仏跡巡拝のイメージとは違います
予定時間どおりか、それよりも早く目的地に着けます
今回は、ガイドのシャルマさんもびっくりするくらいスムーズに移動できました
これからは、これが普通になるのでしょう


今回の巡拝を通じて乗っていた車は、トヨタのイノーバというインド仕様の車です(日本では売っていない)
同じ車をよく見かけます
スズキも多い
インドにスズキだけで6車種販売されています
ワゴンRはインド仕様で1100ccで売られています



「インド人にもわかる仏教講座」

シャルマ「俺はヒンドゥーで、生まれてからずっとベジ(菜食)だ、すごいだろ」

僕「へー、すごいね。仏教はそんな難しいことは全くないから簡単だよ」

シャルマ「簡単なの?」

僕「そう。人はそれぞれ、自分の道を進む。どのように進むかは、その道を進んでいる自分が決める。その時、善いことをし、悪いことをしないようにする。それだけ」

シャルマ「それが仏教なの?」

僕「イージー、あんど、シンプル。ベジで独身でも、悪いことをすれば悪い人、いいことをすれば善い人。だから善いことをしましょうってこと。善いか悪いかは、道を進んでいる自分が決める、というか、実際に人は皆、そうやって生きている」

シャルマ「たしかに、ベジでも悪い奴は悪い、ノンベジでも善い人はいる」

僕「仏教は、信じなくても、念じなくてもいいんだよ。お釈迦様が念じてくれているから。人には皆、仏性があるから、最後は、ちゃんとするべきことがわかるのさ」

シャルマ「へー、それを英語で書いた本を出しなよ」

僕「ブログに書いたら教えるよ」

シャルマ「おー、読む読む。仏跡巡拝はいいと、ちゃんと書いてくれ」




ラベル:

2010/03/03

沈丁花

沈丁花が満開です
開花が少しずつ早まっていますね

2010/03/02

紅梅

境内の資料館の紅梅が満開です

2010/03/01

スワヤンブナート カトマンズ

スワヤンブナート、猿が多いので別名モンキーテンプルともいいます
金剛杵の上に猿が乗っています

ここも大変な雑踏で、拝むどころではありません
上層部はお色直しの工事中でしたが、観光客が非常に多いです
この日は2月13日で、次の14日が、旧正月にあたり、中国系、チベット系の人たちは祭日ですので人がいつもより多いようですが、まあ、霊場といった環境ではありませんね
 
 
街中で毛沢東派の旗をみつけました
中国が共産主義国としてオリンピックを開催するなど目覚ましく発展しているので、共産主義に対するあこがれが強いようです
ちょっと日本にいたら理解できない感覚ですが、ネパールは中国とインドに挟まれていますから、揺れに揺れています

僕はいままで、国外の霊場に参拝する時、その国の政治にあまり関心をもたないようにしてきました
それはそれ、これはこれで、日本の自分の身の回りのことさえままならないのに、外国のことなど構っていられないからです

今回、初めて、ガイドさんと政治の話をしました
ガイドが政治の話をするのも、もう10回くらい外国の霊場に参拝しますが、初めてのことですね

ネパールは、とても悪い状況です

政治家の腐敗がひどい(これは日本も同じだと説明しました)
王政を廃止して共和制に移行したのですが、勢力を伸ばしているのは毛沢東派です
どうらや、破壊するだけ破壊して、混乱を収拾するつもりはないようです
革命を狙っているのでしょうね
ガイドさんは国の責任者がいない状態だと言っています
日本には天皇制がありますが、ネパールから見れば、天皇陛下が、日本国の最終責任者であって、天皇陛下がしっかりしているので、国がうまくいっているように見えるのです
まあ、参考になる考え方です


共産主義は、とどのつまり、権力と暴力で、言論と経済活動を統制します
この統制を、独裁によっておこないます
秩序は独裁者によって決められますから、いたって効率的ですが、国民から創意工夫を奪い、歴史的には自由主義にかないません

自由主義は、言論と経済活動の自由を基礎に成り立っていますが、公序良俗のためには制限もあり、三権分立による民主主義で独裁は否定されます
秩序は、大雑把にいえば、個々人の意志による判断で決められます
意志を支えているを根源は、国民性であり、宗教観であり、常識でしょうかね

ネパールは、教条主義的な宗教から離れ、国民生活の向上に役立つ制度を模索することになりますが、生活の中に深く宗教観がしみわたっていますから、やはり、独裁者よりも、個々人の判断を信じる選択をすると思いますよ

そういう意味でいえば、宗教施設が観光地化し俗化しているのも、宗教が大衆化し生活の一部となる一面もあり、悪い面だけではないと言えますね


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