平成20年11月からの御霊屋の文化財展示

 

 



今回は、江戸時代の柄香呂と香合、平安後期の不断念仏式です

香合には、今長保寺のロゴマークで使っている家紋の原本が描かれたものもあります
紀伊徳川家が御三家筆頭であることを表すため、三葉葵の家紋の一枚だけを色違いで描いています
おそらく、吉宗が将軍になった時に新調されたものでしょう

 
不断念仏式についてはこちら

不断念仏式(ふだんねんぶつしき) 一巻紙本墨書 縦27.4 横195.8 平安後期(12世紀)

長保寺における不断念仏の式次第を記したものである。
不断念仏とは慈覚大師が五台山から比叡山にもたらしたもので、一定の期間中、僧侶が絶えることなく、阿弥陀仏を念ずる修法である。
敬白文によると、長保寺においては大治3年(1128)に不断念仏が始まり延慶2年(1309)まで毎年10月に行われていたことが判明する。また、それ以降もこの修法を再整備して継続していくことが述べられている。なお、法然上人の生年は1133年、親鸞聖人の生年は1173年であるから、長保寺の念仏法要の歴史は古い。
巻末の部分には長保寺においてこの不断念仏が大治3年に10月1日一夜の形で始まり、保元3年(1158)には10月16日からの七日七夜に改められ、さらに正応2年(1289)には10月11日からの七日七夜、五昼夜に改められたことが記されている。


 
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