銅製丁子風炉 昭和初期 高275mm

 

上下と蓋が分離します
一点ものの鋳造品です

上の釜に水と丁子を入れ、下の風炉に灰を敷き炭を入れて水を沸かし、いちばん上の煙突状の所から丁子の香気を部屋に立ち込めさせます
香炉の一種だろうと思いますが、これは、長保寺の17代住職の定海の肺が弱く(おそらく結核だったと思いますが)、丁子の香煙が効くということで使っていたということです
ですから、医療用具として用いられたということになりますが、ごらんのとおり、単なる道具ではなく、美術工芸品として鑑賞に堪えるものになっています




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