2010/02/07

仏跡巡礼の本

インド仏跡巡礼 前田行貴

イラストで読む仏跡巡礼 菅原篤


案外、仏跡についての本は少ないです
比較的気軽にインドに出かけることができるようになったのですから、もうちょっと仏跡に関心を持ってもらいたいですね
 
 
今、インドの仏跡地では、タイからの参拝が多いようです
10年位前は、地続きですから、バスで巡礼客が来ていましたが、現在はブッダガヤまでバンコクから直行便があるので、飛行機で参拝に来る方も増えていると思います
タイはインドとのビジネスを拡大していて、益々増えると思われます
 
それが、タイからの団体は仏跡地でタイ式の参拝をするのですが、時間が1時間以上はざらで、他の参拝客がいてもお構いなしなので、順番待ちをする団体が出発時間に間に合わなくなったりしてトラブルも多いのです
まあ、人数が多くなって、わがもの顔になったと
 
 
お釈迦様の生誕地や成道の地、涅槃の地など、他にないわけで、これから巡拝が盛んになれば、こうした問題も出てきますね
  
日本も仏教国ですから、タイに勝手気ままに振舞われて、大きい顔をされては寂しいですね
 
日本では専門家の先生でもインドに行ったことのない方が多く、関心が偏っているのがわかります
お寺の住職さんでも、インドに関心の無い方が多いですよ
専門家なら、鷲峯山やルンビニー、ブッダガヤ、クシナガラに行っていなかったら始まらないと思いますけどね
ニューヨークやロサンジェルスに行ったことのないアメリカ専門家などいないわけで、どこか勘違いしてるんじゃないですかね
  
  
インドの仏跡に立つと感じますが、仏教は世界宗教です
日本は、極東の島で仏教を守っているのです
お山の大将になったつもりだとしても、それは、井の中の蛙ですよ
  
仏教には世界宗教になる普遍性と、地域に適合する融通無碍な適応力があるのです
一神教やカルトではなく、ダルマと実践に基づいた普遍的思想があるのです
 
檀家や信者のご機嫌伺いばかりしてると、忘れてしまうんじゃないですか

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