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御千首御詠之留       12冊

紙本墨書
縦22.5 横16.2
江戸中期

 大恵院(6代藩主徳川宗直)が詠んだ千首の私家集である。和歌集の三大部立である、四季(春夏秋冬)恋雑の各冊からなる。稿本およびその再点本の揃いである。付属の書付によれば、いずれも永隆院(宗直側室)の意向により、宗直嫡子で7代藩主宗将が安永2年(1773)に長保寺に奉納したことが知られる。