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独吟千首      六冊

紙本墨書
縦23.8 横18.5
冷泉為村筆 宝暦6年(1756)

大恵院(6代藩主徳川宗直)が詠んだ千首の私家集である。和歌集の三大部立である、四季(春夏秋冬)恋雑の各冊からなる。公卿で歌人の冷泉為村(1712〜74)が書写したもので、鳥の子紙に独特の書体で書されている。表紙は各冊異なる色地に、金糸で草花文様を刺繍しており、見返しには金泥の霞引の上に雲形の金箔を押した豪華な装丁になっている。