36kb

詩書「登慶徳山有感」       一幅

絹本墨書
縦35.3 横62.3
徳川治宝筆 江戸後期

 本品は、徳川治宝自筆の五言律詩である。慶徳山すなわち長保寺を訪れた際に詠んだものと思われる。長保寺をたたえる内容を持つ。詩文は以下の通りである。

海叡佳城地  換壇石径通
蓬宮何処問  蓮界竟帰空
往事芒如夢  流年感不窮
躋攀松柏下  身在法雲中