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東照大権現宝号       一幅

紙本墨書 縦76.0 横31.4
江戸前期(17世紀)

 徳川家康は元和2年(1616)4月16日に亡くなると、その遺言にしたがって静岡・久能山において神として祀られることになった。その後、朝廷から山王一実神道にもとづく「東照大権現」の神号を授けられることに尽力したのが、天海(?〜1643)であった。
 この資料は、その天海の筆による「東照大権現」の宝号である。なお、末尾の署名には「天海」の朱印が捺されている。


和歌山県立博物館「長保寺の仏画と経典」より