一頭

高18.6
江戸前期

       一条

長69.0
江戸前期

 徳川頼宣所用とされる冠と纓(えい)の一組である。冠は「南竜院様御冠」という貼紙の付けられた塗箱に収納されており、包紙に入った懸緒が同封されている。額が薄いことから、古式にもとづけば若年時のものと考えられる。冠の纓壷から後方に垂れる二枚の纓も、誂の桐箱に収納されている。