月を指す指

 

神話的コスモロジーの構築、という概念でカルトを説明できます
洗脳と、神話的コスモロジーを組み合わせて、カルトを構築します

似たようなことを探せば、社会の様々な場面で見つけることができます

仏教で言うところの「月を指す指」は、月が一つしかなくても人の数だけ指がある、ということなのです
今、我々は、そうした宿命の中で生きているということに気づかなければ、自分だけが正しいという、神話的コスモロジーに全面依存する、カルトにはまった状態と大差ないのです

「自灯明 法灯明」という言葉は、この宿命に対する、仏教からの回答ではないでしょうか(涅槃経に書かれた、お釈迦様の遺言です)

「癒される瞑想」でいえば、「自分を信じる」ということです

「宗教クライシス」要約 上田紀行著 
本はなかなか手に入らなくなりましたので、要約を作って、ここに置いてあります